7・8月号

  

 お知らせ 
 
 
■7月に4回にわたって常滑市中央公民館でボランティア養成講座が計画されています。お友だちやご家族をさそってお出かけ下さい。

1回目-7/6(火)-「ボランティア」とは?--愛知県社会福祉協議会の職員の方と「人にやさしい街」とは?--愛知県人にやさしい街づくりアドバイザーの岡本嘉久一氏でした。

2回目-13(火)-「ノーマライゼーション」とは?--全身性麻痺障害者、視覚障害者、聴覚障害者の方でした。

3回目-7/20(火)-どんなボランティア活動があるの?--ボラ連加盟団体代表者、市社協登録ボランティア団体代表者

4回目-7/29(木)-さあ始めよう!ボランティア活動--市企画課、生活環境課、行政課、市社協職員、ボラ連会長
            

 ◆主催:常滑市ボランティア連絡協議会、後援:常滑市社会福祉協議会
 ◆夜7:30〜9:15
 ◆市中央公民館 2F 会議室、および視聴覚室
 ◆市内在住・在勤の方
 ◆7/5までに受講の申し込みをしてください。
 ◆問合せ先:常滑市ボランティア連絡協議会(0569-34-4018)
            ボランティアコーディネーター
 樫尾さん

          ※連協の方はルームにある緑色のチラシをごらんください。

            

■知多ブロック点訳グループ交流会

7/20(火)-知多市福祉活動センター 大会議室 10:00〜14:30
名古屋点訳ネットワーク(NBN)の発起人であり、視覚障害者(点訳ユーザー)と点訳ボランティアの間で橋渡し的ご活躍をしてみえる平瀬さんの講演
街で視覚障害者と出会ったら」とビデオによるエレクトーン演奏




特別活動
  



  一般公開 講演会  2004/4/25(日)


主催 常滑市ボランティア連絡協議会
場所 鬼崎公民館 2階 講義室


      

NPO法人「ふわり」理事長の戸枝陽基氏を招き、
人にやさしい街づくりとボランティア」と題して、ボランティアの果たす役割について話していただきました。



  登り窯広場の資料の点訳  4/29(みどりの日)


場所 常滑市栄町 やきもの散歩道Aコース内--登り窯広場資料館


     

資料館から依頼を受けたので、どうせならGW前にと、ちょっと頑張って早く仕上げました。
展示物の名前や解説を点訳して、わかりやすいところに設置しました。(つもり(^.^)
ガイドペルパーさんや同行された方は点字カードがあることを教えてあげてください。

視力に障害のある方も常滑に来て焼物の街を楽しんでいただきたいと、
数年前には「立体・さわれるやきもの散歩道マップ」を作り、やきもの散歩道の出発点となっている陶磁器会館に設置しました。
あわせてご利用ください。


登り窯広場で点字を探してね!!



 駅を安全に利用するために--名鉄常滑駅、見学会  5/5(子どもの日)


主催 あけぼの会
場所 名鉄常滑駅とその周辺、市民アリーナ内の喫茶チェルシー


     

あけぼの会の皆さんからの声かけで、ガイドヘルパーさんやボイス・やまばと・てんとう虫などから約20名が参加して、新しくなった常滑駅が視覚に障碍(害)のある人たちにとって使いやすくなっているかどうか、名鉄職員の方々に案内をしてもらいながら、実際に歩いてみました。

点字ブロックや階段の手すり、点字料金ブックの設置…  など、駅に行かれたら、改めて見て下さい。

また、駅の設備にはできる限りの配慮をしているつもりでも、現実には数々のアクシデントがあるそうです。(・・;)
特に視覚に障碍のある方を見かけたら、皆のちょっとした心遣いがだと思いました。



  点訳データの活用


    

社会福祉協議会 と (ボランティア連絡協議会・コーディネーター)と てんとう虫 との連携

・GW前に常滑の社会福祉協議会に稲沢にお住まいの方から電話がありました。その内容が社会福祉協議会⇒(ボラ連コーディネーター※今回は「常滑のてんとう虫」とご指名があり直に連絡がつきました」)⇒てんとう虫の代表へと伝えられました。

・どうやら今回の依頼はHPをとおしてではなく、口コミで伝わっていったことのようで、てんとう虫が以前に点訳したものを点字本に製本してお世話になった方にプレゼントしたいというものでした。

・こんな遠方の方からの依頼は初めてだったので、びっくりするやら嬉しいやら。
さっそく印字して郵送(※視覚障害者用郵便)すると、折り返し紙代(※用紙代実費1枚5円)だけではなく思いもよらない丁重な手紙が届きました。喜んでいただけて私たちも嬉しかったですよ。

・私たちが点訳したもので、地域を選ばないもの・データとして残しておけるものはバックアップが取ってある他、瀬戸市の中島さんが始めた名古屋点訳ネットワークにもタイトルを登録してあります。
他のグループが点訳したデータが使えます。こちらからもご利用ください。


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- VOL6. 点字の歴史 -

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2月の例会中のことでした。

世間話に花がさいていたときのこと、
Fさんから「点字の発明には戦争が深く関わっているんだよという話を聞いて大変おどろき、調べてみることになりました。
■今、世界中で使われている6点式の点字を作ったのは
1809年にフランスで生まれ、3才のときに片目を失明、のちにもう片目も視力を失ったルイ・ブライユです。

 点字ができるまでは…
ルイ・ブライユが10才の時に学ぶことになった盲学校(バランタン・アウイが1784年に創設)では当時、紙にアルファベットの凸字を印刷した本を使っていました。

 
 ・読むのに時間がかかる
  ・本を作るのが大変で自分で書くことができない   という欠点がありました。

 バルビエ点字
フランスの砲兵大尉、シャルル・バルビエは戦場で夜でも触ってわかる暗号を考えました。
それが、もととなり、視覚障害者用の文字として使うことを思いつき、点字を作りました。最初は11点、それから改良して12点式になりました。

  ・発音が中心でつづりを正確に書くことができない   という欠点がありました。

 ブライユ点字
バルビエ点字を習ったことを元に、ブライユは研究を重ねました。
そして、何と若干15才で6点点字をつくりあげました。
その後、盲学校の先生になり、更に点字を研究し、楽譜を点字で書けるようにしました。
この点字により、やっと盲学校の生徒たちは文章を書き、本を読み、日記をつけ、手紙のやりとりができるようになりました。

ところが、点字はなかなか公式に認められず、
1854年(ブライユ没2年後)初めてフランス政府に認められました。

点字のことを「ブレール(Braille)」と呼び、点字器具や点訳ソフトなどにブレール○○という名前がついたりするのは、彼の名前に由来しています。

 ムーンタイプ
点字ではなく、ウィリアム・ムーン(自身も視覚障害者)が考案したアルファベットの形を省略して指で触って読む文字で、凸字は今も読み書きに使われています。

・晴眼者用の電子手帳の入力用文字としてムーンタイプに類似しているものもあります。


日本では…

 日本で最初の盲学校、京都府立盲唖院では木彫りの凸字でひらがな・カタカナ・漢字を教えていました。
東京盲唖学校(1884年〜87年は訓盲唖院)では凸字を紙に印刷した本を使っていました。
他にも糸を結んであらわしたむすび文字、レンガ文字などがためされたりしました。

 1886年、東京盲唖学校に赴任した小西信八と、石川倉次、遠山邦太郎らがそれぞれの方式を勘考。
1890年(明治23年)11月1日、日本の点字として石川倉次案を採用しました。
この日が点字記念日となりました。

 1966(昭和41)年、「日本点字委員会」が発足し、日本の点字の表記法を決定する唯一の機関となりました。

 川上泰一が川上式-漢点字と呼ばれ8点式でへんとつくりがもとになっている方式を考案。
長谷川貞夫が長谷川式-6点漢字と呼ばれ音読みと訓読みを元に作られている方式を考案。
1972年に最初の原案をまとめるも、漢字の表現については今だに研究が続いているそうです。
    
 参考 常滑市中央図書館「点字の世界へようこそ」@〜B 黒崎惠津子 株)汐文社
点字毎日

 1922年(大正11年)5月11日、点字の新聞「点字大阪毎日」(現在「点字毎日」)が1週間に一度発行され続けており、日本最初の点字新聞で世界唯一の点字新聞として82年の歴史を誇るという。

ちょうど、今 〜5/9まで横浜市で特別展を行っています。⇒毎日新聞


私たちにできることがあったら
気軽に声をかけてください。
                てんとう虫

 昭和54年頃?(はっきり覚えてないんで・・・・(^_^;) )
ボランティアグループUFOから小グループとして生まれた点訳グループです。

 てんとう虫の背中の模様が点字を連想させるとか、てんを打とうなんて意味で「てんとう虫」と名付けました。
全国の点訳グループの中でこの名前は結構あるようです。(みんな同じような発想かな?

 会員は現在10名。
活動は常滑市ボランティア連絡協議会(ボラ連協)の総会資料や機関紙の点訳。それぞれ個人的に要望のあった物の点訳などをしています。

 また、市内の小中学校の実践教室に参加して、子どもたちに点字にふれてもらいますが、子どもは覚えるのがホントに早くて(あの若い頭がほしい!)、楽しそうに打ってくれます。
将来この子たちの中から点訳活動に関わってくれる人がいれば嬉しいですね。(待ってるヨ〜ン
活動日は原則として毎月第1・3木曜日 19:00〜21:00
活動場所は常滑市社会福祉協議会ボランティアルーム
(常滑市本町2-237 0569-34-4018)です
気軽に見学に来てください。
いっしょに活動してくださるあなたを
               お待ちしています。


2003.6.5

バックナンバー
2004.5・6月号
2004.3・4月号
2004.1・2月号
VOL..6 点字の歴史 2003.11・12月号
VOL..5 視覚障害者用郵便 2003.9・10月号
VOL..4 点字プリンター 2003.6・7月号
VOL..3-2 福祉実践教室 -2- 2003.4・5月号
VOL..3  福祉実践教室 -1-  2003.2・3月号
VOL..2  点字を打つ道具 2003.1月号
VOL..1  身近になった点字 2002.11・12月号


愛知県常滑市ボランティア連絡協議会登録サークル

点訳ボランティアサークル てんとう虫 代表者:美濃
常滑市本町2-237(社会福祉協議会) 0569-34-4018
  
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常滑市社会福祉協議会 -常滑市のボランティア・福祉情報が集まっています。
社会福祉法人 名古屋ライトハウス 名古屋盲人情報文化センター
名古屋点訳ネットワーク -点訳データバンクになっており、点訳データが入手できます
                  「はっぱのフレディ」など、点訳したデータをいつでもどこからでもダウンロードてきるようにしてもらっています。
   パソコン点訳ソフト(Win用)点字ソフトの紹介も。
とほほの点字入門
IBM-WIN99         -今私たちがWindowsで使っている点訳ソフトがダウンロードできます。
「点字学習を支援する会」 −点字の用具解説参考
視覚障害者用アクセス技術製品データベース -国内で入手可能な機器の価格やサイズなどがわかります。