raの日記
■ 石巻市での出来事
石巻港の様子


  相馬市から一気に北上。常磐自動車道から仙台に入り、夕食を取りました。仙台はほとんど被災していませんでした。
  ビジネスホテルに泊まりたかったのですが、空きがない。そのままさらに石巻に向けて走り、港なら空き地があると考え行きました。空き地はありましたが、照明がなく、真っ暗です。

 朝起きたら、このような場所。土は、液状化による典型的な土です。相馬でもみられました。


  荒涼としたところに見えますが、すべて元、港近くの住宅地です。真ん中に小さな川が見えます。遠くには、住宅が残っているように見えますが、近づいてみると驚くことにほとんど住人はいませんでした。
  そして、その住宅がどうなっているかは次の写真を見るとわかります。

石巻港近くの住宅


大変な壊れようです。
奥の家はしっかりしているように見えますが、近づいて家の中を見ると歴然です。
家の中に浸水した様子が見られ、荷物がぐちゃぐちゃで2月近くたっても片付けられていませんでした。2階は住めるように見えましたが、住人の方はいませんでした。



  この写真も、上記の住宅のすぐ近くです。
家の中に車が飛び込んでいて、そのままでした。
家の壊れ方も相当なものがあります。



石巻港から、自衛隊の車を見かけるようになりました。
やはり、装備が違います。トラックに重量感があって、頑丈そう。さすがに軍隊の装備です。
通常なら、怖いという印象を受けますが、こんなできごとがあると、ものすごく頼もしく感じられます。復旧には欠かせない存在のように思いました。  

石巻の町に入ると、商店の入り口に車や土砂が積み重なっていて、ほとんど片付けてないようでした。片付ける場所もないのかもしれません。

道路は通れるようにしてあるのですが、ほとんどの商店は閉店休業です。

なんとか住んでいる家もありそうですが、住む事ができず、避難所にいる人も多そうです。


いたるところに車が折り重なっています。
震災以後、2ヶ月近くたつのですが、かたづけることはできていません。
ここでは、ボランティアの受付は、GWの間はしないとのこと。でも、現場では、できるといいだろうなと思えることは、いっぱいあるのですが・・・

街角に、ポスターが張ってありました。

この写真ではちょっとわかりにくいと思いますから、写真をクリックしてください。

「3/10 石巻会館 演歌の夢祭り 畠山みどり 三田明 大泉逸郎」とありました。

震災前日のイベントポスターです。 


石巻から南三陸町に向かいました。途中で、自衛隊駐屯地がありました。
かなりの数のテントがたて並び、ここを基地に各被災地へ復興作業に向かっているようです。 

とにかく、こんな事態に陥っている地域にとって、自衛隊は本当に頼もしい存在です。

てきぱきと集団行動がとれて、支援活動が迅速に行われています。

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