第1回(2005年)

世間遺産写真展/応募作品

  1. トンネル入口 地区 散歩道
かつて、散歩道の山を重いやきものを積んで登るのが大変なため、東から西へ行くためのトンネルがあったという。ここが、そのトンネルの出口だったとか。

  2. 燃料パイプ 地区 散歩道内  
なんと、日本最初のロケット燃料パイプ。終戦末期、「秋水」というロケットが開発された。そのロケット燃料を給油するためのパイプ。
   35.う だ つ 地区 大野
平野家のうだつは大野町に残された代表的なものです。大野鍛冶が通った黒鍬街道にあり往時の繁栄を思いおこさせる貴重な文化財です。

  3. ろ 号 壁 地区 散歩道
腐食性に耐えられるロケット燃料貯蔵しておくものを積んで、土止め壁にしてあります。これがロケット燃料を入れるものだったとは、通る人も気がつかない。
  36.カーブ 八角の家 地区 瀬木
本町 とこなめ中央商店街にある八角形の家です。奥行きが狭く、扇形になった不思議な建物です。道に沿ってカーブしてつくられてます。

  4. 八 角 煙 突 地区 奥条
いろんな「えんとつ」あるけど、八角だなんて。えんとつを作る職人さんもたくさんいたんだね きっと。まるで作品みたい。重みあり!
37.学校の壁画 地区 瀬木
常滑西小学校の壁画です。常滑らしく、やきもののタイルで作ってあります。子どもたちが楽しく遊ぶ様子をタイルで表現されています。

  5. 秋 水 地区 (小牧)
終戦末期に作られた日本初のロケットです。このために常滑の町にロ号パイプや貯蔵庫が大量につくられました。・(参考出展)
  38.白龍大神の大木 地区 瀬木
本町、中央商店街の中にある白龍大神のお社と大木です。白蛇が棲んでいて、見ると幸運に恵まれるそうです。
  6. 現 役 工 場 地区 奥条
明治から続く「こうば」。陶器工場は、皆が「こうば」と呼んでた。昔はこうばはいっぱいあり、中で内緒でよく遊んだ。もちろんしかられた。

  39.トチ窯跡 地区 北山橋下  
平地窯より小さく、歴史は古い。焚口と製品の出し入れ口が同じでカメなどを焼いていた。歴史の一部であり、残すべき遺産。窯が露出状態なので早く覆いをして保存すべきです。

  7.多面体の家 地区 本町
多面体の変わったつくりの家が、であい橋のところから見られます。不思議なつくりで、川の風情に合っています。
  40.ツタの工場 地区 奥条
ツタが建物にびっしり絡まっています。ツタにおおわれた工場です。

  8.硫酸びんの口 地区 瀬木
  
一見、焼酎びんのように見えますが、ねじがきってあるところをみると、硫酸びん。腐食につよいので、たくさんつくられたらしい産業遺産。

  41. 手作り急須 地区 山方
手作り急須を作っているところです。機械化が当たり前の世の中で、一つ一つが本当に手作りでつくられているのを見て、撮りました。

  9.蔦に覆われた煙突 地区 瀬木
びっしりとつたにおおわれて、めずらしい緑の煙突。

  42.ぱんの小道 地区 散歩道
土管を焼くときに使う穴の開いた丸い輪をぱんといいます。それを道に埋め込んだものです。なにに使われたものかを知っておくのもいい。
  10. 土止め壁 地区 登り窯前
知らなかったなぁ。こんなに土管やカメを組み上げた土止めが残ってたなんて。でっかいアートみたいだね。見とれちゃう。

  43.散歩道の花 地区 散歩道
ひょいと立寄ってみた町「常滑」。初めて来た道なのにどこかなつかしさを感じて、美しく植えられたこの花達。なんと幸せなことよ!

  11.石畳の坂道 地区 散歩道 
 
焼物散歩道の石畳。昔は、重い焼き物を大八車に乗せ、犬に引かせて運んだが、足が血まみれになったという。今は、その上にコンクリート、アスファルトが敷かれ、三層構造となっている。

  44.物干し台 地区 散歩道
奥の家から勢いよく出てきた女の子が、洗濯物をかかえて、この焼物の上にぴょんと飛び乗り、洗濯物を干し始めました。こんなことを想像してしまうようなこの景色、いつまでもあってほしい。
  12.旧 銀行 跡 地区 本町
銀行跡地は、建物がしっかりしていて造りも遺産風なので、長浜のように、「まちづくり」の拠点になりやすい。ここも期待されている。
  
  45.井戸講のある井戸 地区 瀬木

市内の水質調査でAランクだったのは、126ヶ所。中でも「井戸講」があるのは、この井戸だけ?毎年井戸清掃をして、この井戸を守り続けているそうです。

  13.神明社の狛犬 地区 瀬木

やきもの散歩道の南端にある神社 神明社の狛犬は陶器の彫刻(陶彫)でつくられています。ずっしりとした重みがあります。

  46.散歩道 井戸 地区 散歩道
焼物散歩道の中の井戸です。比較的かたちがしっかりと残っています。

  14.散歩道古地図 地区 散歩道

散歩道の昔の古地図。今の散歩道と比べて変化しているところもあるけれど、変わっていないところを見つけるとなぜかホッとします。

  47.笙を作る 地区 金山

常滑に雅楽の笙をつくることができる第一人者がいます。日本で作ることができる人は、ほんの数名とか!宮内庁御用達で作成の依頼がきます。伝統を生かしていきたいものです。
  15.遺跡風窯跡 地区 北条   
家の改築で、遺跡風煉瓦造りの窯が露呈した。全景が見えるとすばらしい。

  48.さん歩道の井戸 地区 散歩道
やきもの散歩道を歩いていると映画に出てくるような古井戸がありました。なにげない空間にたたずんでいたこの子を見つけ私は、気づいたらシャッターを押していたのでした。

  16.海椙神社  地区 多屋
半島には歴史ある郷社が4つ。うちの一つが海椙(うすぎ)神社で、「903年、(菅原道真死去の年)建立」された。その歴史ある神社の杜が削られ、社殿の移転新築が決まっている…
  49.散歩道 井戸跡 地区 散歩道
焼物散歩道の中の井戸の跡です。今では、ふたもコンクリートで固められてしまっていますが、かつての生活の一部だったところです。

  17.榎戸 千本松原 地区 榎戸
海に向かって、600mほど、松並木がまっすぐ続いている。地区の人たちも、この松並木を手入れして、大切に保存している。
  50.へちゃけた大壷 地区 散歩道
歩いていたら、へちゃけた大壷がオブジェのように置いてありました。おもわず写真をとってしまいました。

  18.憩 い  地区 セラモール
まだ、残暑がきびしい頃、「何か常滑らしい風景に出会えたら…」とセラモールを歩いていると「これだ!」一瞬の涼しい風を感じました。
店先に掛けられた暖簾と風鈴です!
  51.土 練 機 地区 瀬木
土を練るのに使われる機械。昔は、どこの窯屋さんにもあったが、だんだん休止状態になっている。

  19.大野川のびゃくしん 地区 大野
大野川は大野の歴史を映してきた証人です。徳川家康・義直が、ここに上陸し宿泊した際、この「びゃくしん」を賞讃したと言われています。
  52. 現役煙突 地区 散歩道
煙突も、どんどん休止の状態に追い込まれている中で、ここに現役の煙を出しているのを見つけました。

  20.大野川と大野橋 地区 大野
矢田川とも言い、大野水軍、大野の海運の拠点になりました。大野橋は大野町南北を結ぶ街のシンボル的存在です。近年新しく掛けられ面目を一新しました。
  53.メダカ米 地区 栄町
米の作り方にこだわりが有り、田んぼでメダカを飼いながら米作り。この米は値段は高いが試食した人は、「あまくてうまい」という。この米作り方法を100年後も残したい。

  21.土管遺跡 地区 北条

焼物散歩道からはずれたところに、土管が土に埋まって置いてあるところがある。夕日に向かって、かつての繁栄を想い、咆哮している。
  54. 雑木林の置物 地区 奥条
雑木林の前におかれたオブジェクト。大小の地蔵さん53体。穴窯で焼いた作品があります。

  22.十王堂のいらか 地区 大野
大野には、十王堂があります。古いお堂で、建物のつくりが歴史を感じさせます。
  55.陶楽ギャラリー 地区 奥条
壁に描かれた地蔵と陶で作られた地蔵。2つがあいまって、来る人を待っている。横に穴窯とガス窯もあります。

  23.大野 常夜灯  地区 大野
大野橋南に建てられたものですが、昭和43年矢田川(大野川)河口に移されました。道標、燈台の役目を果たしてきました。

  56.陶房のウィンドウ 地区 奥条
白壁の中に埋め込まれたガラスの奥の陶器の作品。手前の花とあいまって、静かにたたずんでいる。奥にロクロ場(作業場)もあります。

  24.大 平 湯 地区 大野
銭湯として大野町の人たちの社交場の役割も果たしてきました。なつかしい下足箱、番台、脱衣所、湯船が今も昔のまま残されています。
  57.お百度石 地区 奥条
みたけ公園にあるお百度石です。お百度まいりをする場所があるとは、知りませんでした。

  25.三層北面彫刻 地区 大野
十王堂の屋根は三層になっていて、そこにいくつかの彫刻がなされています。これは、そのうちの一つ、獅子の彫刻です。
  58.保示の常夜灯 地区 保示
村中安全という文字があり、かつて村であり、すぐ西に堤防が残っていることから、これが海を照らすためのものでもありました。左側の家は、谷川徹三・俊太郎さん、ゆかりのお宅です。
  26.十王堂の内陣 地区 
十王堂の中には、10の座像が鎮座しています。子どもの頃から、この閻魔さんのような像が怖くておそるおそる覗いていました。

  59.緑のえんとつ 地区 奥条
ツタがおおう緑に輝く「えんとつ」メルヘン?不思議?偶然?ナゾだけど、見てるだけで何かうれしくなるよ。
  27.レトロな看板  地区 散歩道
この看板を見るとカレーがたべたくなってきますね。看板の左にある陶器が常滑だと実感できます。

  60.ツタの電柱 地区 奥条
ツタにびっしりとおおわれた電柱です。ちょっとめずらしいので、選びました。
  28.昇り口 地区 散歩道
やきもの散歩道への昇り口の階段です。観光地化されておらず、地元の人だけに、ひっそりと使われています。

  61.夕陽の沈む丘 地区 大谷
大谷にある夕陽の沈む丘。中部国際空港セントレアの全貌が見える。

  29.金 島 山 地区 登窯
土管に金島山と刻印があります。これは、常滑焼の近代化に大きく貢献した鯉江方寿が経営した窯の銘です。もしかすると、これは、方寿が手がけたものかもしれません。(登り窯の一角)
  62.陶製階段 地区 奥条
陶器でつくられたものは多々ありますが、階段まで陶器でつくられたものは、ここだけかな?(みたけ公園)

  30.はた織機 地区 北条
常磐晒瀧田内にあるはた織機で、100年以上前に作られたもの。現役で使われており、予約すれば織り方を習うことができる。

  63.魚眼の土管坂  地区 散歩道
散歩道の中の有名な「土管坂」を魚眼レンズで撮ったものです。普段、見慣れた風景もレンズを換えると別の場所のように見えるます。

  31.なんじゃもんじゃ 地区 本町

宝全寺の「なんじゃもんじゃ」の木。毎年ゴールデンウィークになると、きれいで不思議な花が全開となり、まるで雪が積もった様。

  64.戦艦型住居 地区 小鈴谷  
ここを通ると誰もがびっくり。戦艦の形をした建物です。

  32.満覚寺のぎぼし 地区 本町
階段手摺の「ぎぼし」は、通常銅などで作られますが、これはやき物でできています。戦時中の金属を強制供出のため、北条の和泉屋さんという窯屋さんに造ってもらったそうです。

65.高砂山公園展望台 地区 大谷
大谷にある高砂山公園。地区の人たちが愛情をもって管理している。バーベキュー可能。常滑の町とセントレアが一望できる絶景スポット。


  33.かぎかぎ路地 地区 本町
クランク状態の路地で奥は袋小路です。そんなめずらしい道が、本町の中にあります。ちょっと迷路状態!
  34.であい橋から 地区 本町
本町の中の出会い橋から見た大落川の風景です。夕暮れになるととても風情ある景色となります。

企画:まちの駅常滑

>まちの駅常滑 TOPへ