鰺(あじ)の南蛮漬け

 この季節、ピチピチの小鰺が手に入りやすいのでは?
 見かけたらぜひ作ってみてください
  
お魚の効用

鯵などの青魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)等の肉などには含まれない脂肪があり、血液をきれいにしたり、成人病を予防する効果があります。

美容と健康に


私たちの体をつくるためにタンパク質は不可欠です。おさかなには肉や大豆にもまけない、良質のタンパク質が多く含まれ、高い栄養価があります。その上体内の塩分を排泄し、脳卒中や高血圧症などの成人病予防にも効果があります。また、肉より低エネルギーなのでダイエットに最適。おさかなは、まさに健康にも美容にも適した食品といえます。 







 材料


 1.     10匹
 2.酢     180cc
 3.砂糖    100g
 4.塩     少々
 5.醤油 色づけ
 6.水     3カップ
 7.たかのつめ 少々
 8.小麦粉  適宜

 9.玉ねぎ、にんじんなど

※たれの量はやや多めです

<作り方>

  1. 調味料を合わせ、ひと煮立ちさせて冷ます。
  2. 小鯵を使うと丸ごと食べられます。
  3. 塩をふってしばらくおいたら小麦粉をまぶして170度の油でカラッと揚げる。
  4. バットにあじを並べ、南蛮酢と輪切り唐辛子を加えて冷蔵庫で一晩ねかす。

●ワンポイントアドバイス

南蛮漬けにレモンを加えるとレモンに含まれるビタミンCが油の酸化を防いでくれます。
 

 

           

  

  南蛮ってなに?


 南蛮という言葉は、一般的に知られている南蛮漬けの方にも、かも南蛮としてもよく知られていますが、かも南蛮で使われている南蛮は「ねぎ」のことを指しています。

 室町時代の終わりにやってきたホルトガル船やスペイン船は、東南アジアを経由したことから南蛮船と呼ばれていました。この南蛮船が運んできたものを南蛮と呼び、調理の方法にもその名を使ったようです。

 南蛮煮という調理法はいろいろあり、とうがらしなどの香辛料のよく効いた煮物もあれば、魚などを揚げてから煮る形、もしくは焼いてから煮る形などもあります。南蛮という言葉は奥深く、その調理法もまだまだたくさんありそうです。