自然農法の面白田んぼは今…  気まぐれ通信  2004年 

  

6月後半の予定が決まり、意を決して野田さんに電話をしました。
「…6月末に奈良に行きたいのですが、まだ申し込みができますでしょうか?」

ところが、残念なことに6月の奈良の川口塾は恒例の月末ではなく去る12・13日に終わってしまっていました。
次は8月末だそうです。
がっかりする気持ちを察してくださったのか、野田さんがメールを送ってくれました。

健全な苗
乾田での苗代です。水苗代より、しっかりした苗に育つといわれています。
苗の色が黄色のときは栄養不足、緑濃いときは栄養過多、健全な苗はうす緑色です。



田植え -1- 田植え -2- 田植え -3-
     左右の草は腰まであったイネ科の草が実を結んで倒れかけたところです。

我が家の田んぼにも同じ草が生えていましたが、川口さんの田んぼでは草の量が我が家の田んぼの2倍くらいあるように感じました。
すじ間40センチX株間25センチの1本植えで田植えがすんだところです。
草の量の多さがわかります。

田植えが終わったら水位を上げますので自然に倒れた春草は水に浸されて夏草の生育を抑え、やがて夏の草の稲が育つ養分になります。

例年ですと地力、水加減などにもよりますが、川口さんの田んぼでは1本が10〜20本にたくましく分けつして長大な穂をだしてきます。
慣行農法と比較すると、かなり疎植ですが風通しがよいので病気にかかりにくく茎が太いので倒伏しにくい稲となります。



あぜ塗りは水が漏れないように田んぼの下のあぜを、
こねた田の土で壁を塗るように塗るものです。
大変な作業ですので最近はあまり見かけません。
私も横着をして、あぜ塗りをしたことはありません。


これはなんの苗だかわかりますか?
地面を這っているのが
マクワウリ、
黄色い花が咲いています。
中央やや右よりの列が
オクラ、

周りの草にまぎれそうです。

大豆の種蒔
大豆は、ハトに食われないように草の中に蒔き、
本葉が出たら草を刈ります。


田んぼでも畑でも草の量がかなり多いように感じています。
畑の草の種類は強健な笹のような草といろいろな軟弱な草も混在しているようです。
そして田んぼの草は年ごとにいろいろな草が遷移しています。


以上野田の目から見た川口さんの田畑の「解説」でした。

2004.12.11・12に初めて野田さんのお供をして川口先生主催の「妙なる畑の会」に
参加させていただきました。

         

我が家の田んぼでは田植えがひとまず終わりましたが
他の作業でやりたいことがまだまだやり残したままになっています。


ラベンダーがたくさん花穂をつけてくれましたが
花の盛りは過ぎたようです。
大株になり
今年は一株で200本以上は咲いてくれました。


これから枝を切り詰めるのですが切った枝は捨てる前に挿し木を
してみようと思っています。



それではまた。

野田さん特製
ラベンダースティック

緑のは15本を束ねています
基本は奇数

乾燥させて束ねておくだけでも、しばらくは良い香りがしますよ。




■2003.7 これは何の花だかわかりますか?

■2002.10 待ちに待った稲刈り

■2002.6〜7 生育の様子

■2002.9 出穂

■2002.5. 野田さんの面白田植え

■2001.9.15 ちた『地球村』のMM 野田さんの田んぼ見学会

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chitaクリックレポート 2002.10.18UP

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