10月21日、28日とさつま芋の収穫が行われました。苗を植えて5ヵ月半、「痩せた土地にはむいている」と言われるものの、現物を見るまでは不安な日々。待ちに待った収穫は、村民たちにこの上ない喜びをもたらしてくれました。
10月21日 さつま芋の畝は2本。1週間後の”焼き芋パーティー”用のため、1本だけ先行して掘り起こす事になった。 この日は、大人たちだけの作業となったが、恐る恐る土を掘り起こすと鮮やかな赤紫色をした物を発見! その姿は紛れもなく”さつま芋”で、1本目の芋を取り出した瞬間、 「わぁー!!」と歓声があがった。 |
野菜は新鮮さが命!何でも採れたてがおいしいと思っていたが、そうでない物がある事を知った。 村民のひとりが、「採れたてを調理したら甘くなかったさつま芋が、1週間ほどおいて調理したら、とても甘味が増していた。」と話していた。まさに豆知識を実感。
天気のよい日に収穫して半日ほど天日で乾燥させると、ホクホクで甘くなる。新聞紙で包み、日の当らないところに保存する。5度以下の低温にあうと腐るので、冷蔵庫は不可。
10月28日 この日は、残り1本の畝を子供たちが中心になり掘り起こした。 土がやや粘土質の為、1本堀り出すのに悪戦苦闘!しかし、午後からある焼き芋パーティー”働かざるもの食うべからず!”。大人たちの叱咤激励の中、彼らは頑張った。 |
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いくつか掘り出していると、芋のつき方がまるで人間社会のようで面白かった。 大きな芋が陣取り、離れた所に小さな小さな芋が申し訳なさそうに付いている物があると思えば、左の写真のように、5〜6個の芋が肩を寄せ合い”団結してるぞ!”って感じのものまで。 中には、芋なのか?根っこなのか?”あんたは何なの?”という正体不明なものまで。 いも社会にもストレス発生か!? |
わいわい、キャーキャー言いながらおよそ2時間。 収穫した芋は大小様々だけれども、子供達は芋掘りを通していろいろな事を学び、体で感じとったに違いない(そう思うのは親だけか?)。 我娘に芋掘りの感想を求めたら、 「焼き芋はいつ食べる?」 と期待はずれの解答だった。 (気持ちはすでに『収穫祭』) |
収穫したさつま芋 |
常滑ダッシュ村の芋掘りは、想像していた芋をポンッと簡単に引っこ抜く
芋掘りとはまったく違って、芋を傷つけないように手で固い粘土みたいな土を
優しく除けて芋を掘りださなくちゃいけなかったのに、最初は張りきっていたのか
元気に掘りすぎて出て来た芋は傷だらけだった。
それでも、苦労して掘り出した芋を見たときはすごぉ〜い
うれしくて、おいしくて感激した♪
キ キ
わたしは苗の植え付けから参加していたので、いも堀の時にあんな大きいいも
がたくさん収穫できてとても感激しました。そして、炭焼きして皆で食べたいもの
おいしさにまたまた感激・・・
学校の帰り道だったので、たまに水撒きをして成長のプロセスも観察できたのは
いい経験になったと思います。農業の大変さと収穫の喜びが、少しだけ理解できた
ような気がします。今は日曜日の夜にに鉄腕ダッシュを見るのがとてもたのしいです。
小 菊
芋掘りは、小学校(低学年)のときからやった事がなかったので、上手くいくか
心配でした。でも、実際やってみると夢中になって、1個めの芋がとれたときは
本当にうれしかったです。
土が固かったり、芋の先を折ってしまったりとハプニングも結構あったけど、
みんなと楽しくできていい思い出になりました。収穫した芋がとてもおいしかった
ので、これからもこういう機会があったら参加したいです。
オレンジ
久しぶりにみんなの畑に行ってびっくりしたなぁ。えらい変わりようだった。
みんなの畑ってすごい”大人の遊び場”だね。
とりあえずは、収穫祭だけでも呼んで欲しいよ。
そういえばその後で、僕たちもいつものメンバー6人で、落ち葉を集めて焼き芋
パーティーをやってみた。買った芋だったけど、みようみまねの”焼き方”で結構
おいしく食べられたよ。
カボちゃん
村民のお宅で、料理を持ち寄り収穫祭。焼き芋作りに利用したのは、炭。 |
甘くてホクホクだった焼き芋は、とてもおいしかった。芋が焼けるまでは、他の物で腹ごしらえしていたのに、やっぱり 恐るべし!別腹。 |
さつま芋とホットケーキミックスを使ったお菓子も登場。素敵なお皿にお茶を添え、こんな風に盛り付けられたら、お芋も 「し・あ・わ・せ」 |
ところで、12月中旬の「みんなの畑」は
収穫間近の物から、冬の寒さに耐え春を待ちわびる野菜までご覧の通り。
じゃがいも ほうれん草 もち菜
左の写真、当初はチンゲン菜のつもりで種をまいた。
ところが、生長するとともに何か変?
ギザギザ葉っぱのものや、丸い葉っぱのものが
入り混じっている。どうひいき目に見ても、チンゲン菜には
見えないが・・・・
そこで名付けたのが ”便利菜”
おいしけりゃ何だっていいさ!!
便利菜 ??
水菜 | 玉ねぎ | ラディッシュ |
間引き作業は何だか悲しい。 せっかく頑張って生長したのに・・・・。 心を鬼にして引っこ抜く。 やがて彼らは、味噌汁の具や炒め物になり、食べられてしまった。 まるで最近はやりのゲームソフト ♪「ピクミン」のように・・・。 |
間引かれる前のにんじんの葉も、 間引かれたラディッシュも こんなに色鮮やか。 力強く生きていた証拠。 |
実取えんどう スナックえんどう おたふくそら豆
春 菊 | ブロッコリー | か ぶ |
イチゴ |
春を待つイチゴは、いつも今ひとつ元気がない。 余った苗を持ち替えり、プランターに植えた物は 青々と育っているのに・・・。 畑のイチゴは、日陰に植わっている方が元気がいい。 何故だろう? これからもっと寒くなるのに、大丈夫だろうか・・・・。 |
この頃気になるのが、畑の日当たり。
冬になるにつれ、民家の影がどんどん忍び寄り、早朝はほとんどお日様が当らない。
お昼になっても、3分の1ぐらいは残念ながら影のまま・・・・
けれども、作物は確実に育っているからたくましい!
肥料も、病害虫予防対策も、すべて自然のものを使ってきた。
キャベツは虫との戦いだったが、どうにか収穫できそうに。
「元気丸」という、オリジナル自然農薬(木酢液、、焼酎、ニンニク、唐辛子が原料)を使ったわれわれ人間の勝利か!?
キャベツ たんぽぽの弟さんが新たに加入。
農作物に詳しくて、ホント大助かり!
いったい何が目的なのか? どんどん人が増えるけど・・・・。 この畑、おじさんとおばさんの社交場か? |
ねぎはよく育ってくれる。
おかげで12月は、鍋物パーティーを企画だ。
この頃は育った作物を見ては、「○○で◇◇パーティーやる?」と、会話もはずむ。(いや、前にも増してが正しいか・・・)
まさに、○月は◇◇で酒が飲めるぞ〜♪♪
ね ぎ
ねぎの土寄せ : 追肥は自然の物(米ぬか、もみ殻、小豆のかすなど)を与えた。
やや赤みを帯びた物が小豆のかすだが、廃棄処分される物が
畑で活かされる。まさに、究極のリサイクル!
ある時は農作業の副産物、顔のシミで盛り上がり、
そしてまたある時は、シワの話で盛り上がり、
いっそう増した笑いジワが深く刻みこまれた今日この頃。
収穫できた野菜を見れば、村民一同感無量!!
寒くなると、ついつい家の中に閉じこもりがちになるが、この冬は違った。
日曜日、おしゃべりに夢中になりながらも、畑仕事に精を出す。
生きていく為に「食」は切り離せないが、それ以上に健康づくりに役立った。
みんなで楽しみ、無理なくやるのが村民のモットー!
おいしい野菜作りが、ストレス発散になるなんて・・・・
さぁ、これからも頑張るぞ〜〜!!!
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