「いや〜〜、暑い!」「とにかく暑い!」連日の猛暑に『暑い』という言葉が出ない日はない。
人が暑ければ、植物だって暑いはず?炎天下のもと作物の生育はどうだったのか・・・・。

今回は写真が少ない為、文章中心で紹介させていただきます。


この時期収穫している物は
きゅうり・トマト・なす・枝豆・ピーマンなどの夏野菜が中心

少し前には、じゃがいもトウモロコシも大量に収穫できました。作付面積が増えた分、収穫量も増え

私達村民は、おいしい野菜をたっぷり頂けるようになりました!




村民たんぽぽさん・菊さんによって、第1回目のトウモロコシ収穫が行われた。
その後、各村民家庭に配達されたトウモロコシは、その量にビックリ!! 
”こ・こ・こんなに〜〜。どうすれば・・・・・”と驚いたものの、時間とともに糖度が失われる
ことを思ったら調理せずにはいられなかった。一気に皮むき作業を開始したわけだが、

「ギャーーーー!!」あちこちから虫が出現。
いくら虫が平気な私でも、”おいおい、もう勘弁してくれ〜”というほど出てきた。
しかし、無農薬野菜を口にする以上、虫との共存は当たり前。
きっとおいしいに違いないと、よだれを押さえつつ皮をむき続けた。

粒はきれいに揃ったものから、歯抜けのものまで様々な状態だったけど、
味は格別だった。甘くて柔らかい粒、プチプチと口の中ではじける粒、
この甘さ、このおいしさ、
スーパーで購入した物では、決して味わえない美味であった!


どの野菜も順調に収穫できたが、群を抜いて多いのがきゅうり
第1畑・第2畑と種類の違うものを植えたが、収穫時期になるともう食べきれないほどの量になった。

おまけに
ちょっと油断すると”誰??ヘチマ植えたの???”
と見間違うほど巨大になったきゅうり。
漬物にしたり、サラダにしたり、
食卓に出ない日はなかったと思う。


 





トマは酸味も甘味もはっきりしていて、昔ながらのトマトらしい味がした。
子供の頃、暑い夏に冷えたトマトを丸ごとかじった、あの時の
なつかしい味・・・
旬を感じた一瞬だった。

                  
           


              


「な・なすが・・・、シワシワになってたよ!!水不足のせいだろうか・・?」

第1畑の近くに、用事で出かけた村民パキラさん。ついでだからと水やりに行ってくれたのだが、
変わり果てたなすの姿にびっくり!採取グッズを持ち合わせてなかったので、畑の水やりだけ
済ませて帰宅。その後、偶然連絡を取り合った私への一報だった。

アロエ:水やりで復活しそうもない?? 私達の肌が化粧水つけるとハリがでるように・・・・。

パキラ:いやいや、その程度じゃないよ。おばあちゃんのおっぱいのようだもん!無理無理。 

これを聞いた私は、その昔おばあちゃんとお風呂に入った時の情景を思い浮かべた。
” 大・変・だ〜〜! (>_<) 他の村民にも一応確認し、私は大至急畑に向かった。

”あら、まぁ・・・・・” まだまだ生長途中だと思われるなすたちに、それはもう修復不可能であろう
シワ
が入っていた。まさに、パキラさんの例えはピッタリだったのだ。

(注:”わしゃ、そんな乳はしとらんよ。ハリハリだ!”とお怒りの大先輩もいらっしゃるかも知れませんが、
今回はほんの一例ですのでお許しを。  )


とにかく、高価なローションをぬったとしても、あるいは有名なエステに通ったとしても、
私が20代の肌に戻れないのと同じ、なすのシワが伸びるはずが無い!
しおれた物は摘み取り、元気でハリのある物だけを残した。

”頑張って育ってよ〜!” わたしは一声かけて畑を後にした。





         

この写真、左が米なす。いつ紫色になるのかと思ったら、こういう色のなすだということ。
はじめて目にしたので、驚いた。まだまだ知らないことばかり・・・・・。



 なんだか雑然としているけど、作物はちゃんと育っていますよ。

 この日は熱心に草取りをしてしまった。
 ”してしまった・・・”というのはどうしてか?

 もともと雑草の根は水分を蓄えてくれる。
 必要以上に抜くことはなく、雑草とも上手く付き合っていくことが
 楽しく農作業をするコツ。(除草剤は絶対使わない事)

 ところが、一度草を抜き始めると、ついつい大掛かりな除草をしてしまう。
 この日の作業もそうだったかもしれない。

 少し前までは、
除草の常識は「根っこから引き抜く事」だと思っていたから 無理もないが、
 
「必要以上の除草は土の乾燥を招き、作物に負担をかける」らしい。
 暑さの中、敵のように草を抜かなくてもいいわけだが、なすの1件もこの抜きすぎが原因かも・・・・。
                                                                   

こういう作業をしていると、いろいろ体感することがしばしばあるが、とても新鮮な気持ちになる。

作物を育てる過程では、花の色やその愛らしさが目を楽しませてくれ、

耳をすませば、鳥や風になびく草木の音が季節を感じさせてくれる。

昆虫や生き物たちも、時には害虫扱いをしてしまうが、

彼らを一匹も目にしなくなったとしたら・・・・、その時ほど恐ろしい事はない。

彼らに自然のあり方を教わる事もたくさんある。

農作業は、作物を育てるだけでなく、

自然の営みをいろいろと考えさせてくれる、すばらしい体験だ




自然の恵み・・・?

肥作りをしている横で、野菜くずの種がこぼれたらしい。
昨年は、予定外にメロンが収穫できたが、
今年はかぼちゃの収穫

種の生命力には、本当に驚かされる。
自然の恵みに、感謝!感謝!





   

いも堀りといえば、たいていはサクッとした土の中からゴロゴロと取り出せるイメージだが、
じゃがいもを収穫した時の事、作業は想像以上に難航した。

場所は第2畑、日照りが続いた後だったからか?それとも他に原因があったのか?
とにかく”これが土か!?”と思えるほど、畑の土が硬かった。

芋を掘り出すというより、およそ掘り当てると言った方が的確かも・・・・。鍬もシャベルも、
力任せでやればやるほど刃がたたず、掘り出す途中で「じゃがいも発見!!」という感じ
だった。丁寧に土の中から堀り出されたじゃがいもは良かったが、作業途中パックリと
傷つけられたじゃがいもは数知れず・・・

それでも、小粒ながらも収穫したじゃがいもは相当な量になり、村民たちを喜ばせた。
もちろん味の方は・・・・「最高!!」だった。




   
月の暑〜いある日のこと。農作業を終えると心臓はバクバク、息は苦しい・・・
”こ・こ・これは、熱中症か!?”
宅途中の車を、何度路肩に止めようとしたか・・・。しかし、一刻も早く
体を冷やしたかった私は、無理を承知で運転をしつづけた。


うにか家に着き、全身を冷やす事が出来た私は息を吹き返したが、
この後、体調はガタガタになってしまった。やはり、無理は禁物。自身の体力は過信せず、
中年は中年らしく・・・・といっても体力がないのは私だけのようだが、
日々健康に努めて頑張らねばと反省。
猫の手も借りたい忙しい時期に他の村民には
おおいに迷惑をかけてしまった

さてここでお願い!
【苦しかったにもかかわらず、路肩に車を止められなかった】のは、
そのまま意識を失うのが怖かったから・・・。

ということで、今後路肩の涼しい所で車を発見された方、怪しげに近づいて見てください。

助手席に麦わら帽子を置き、タオル片手にフーフーおばさんがうなっていたら
人助けだと思って声をかけてください。
「もしもし、アロエさん大丈夫ですか!?」って。


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