日本の経済が低迷しています。経済学者は、銀行の不良債権を処理しろとか、デフレ経済を改善せよとかいろいろなことを言っています。昨日のニュース評論では、日本は経済安楽死状態に入ったと解説していました。
ここで、少し考えてみてください。確かに経済は低迷していますが、日本で餓死した人はいるでしょうか。将来を悲観して自殺する人はいても餓死まではいっていないのです。
(職=経済 を悲観して自殺すること自体、病んでいますが…)
世界では、何千万人の人が餓死で死んでいる人がいるというのに!
川口由一という自然農を営む人が言った言葉を紹介します。
莫大な経費をかけて
地球の資源を使い込み
地球上の命を使い込み
はかり知れない無駄を重ねて
いろいろな物やゴミを作り
おそろしい毒をまき散らし
多くの生命を損ね殺し、
・・・・・・・・・・・
本当にもったいないことをして
私たち人間は一体何をしていますか
今日も自然は黙して見つめています
太陽は、また昇り、また静かに沈んで
宇宙はひたすら運行しています
・・・・・・・・・・・・
野山に出で今日一日の糧をいただき、
明日を思い煩わず、今日を貪らず、
四季野山に山菜育って、絶えることなく
・・・・・・・
もしかして、経済が発展しなくても、人は十分豊かに生きていけるのではありませんか。明日を思い煩ってはいませんか。今日を貪ってはいませんか?だから、明日を憂いて自殺者が多発するのでは?
かつての日本は、世界で一番自然に恵まれた豊かな国であったのに・・・・・。
もう一度考えてみませんか。経済はこれ以上発展する必要があるのでしょうか?経済が減速して、今の半分になったとしても、十分豊かに暮らせるのではありませんか。
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