第2話 豊かな美しい環境

緑豊かな土地、花一杯の所、きれいな川、美しい海と砂浜を見ると心豊かになり、ホッとするのはなぜでしょう。

 常滑ニュータウン計画の造成地にオオタカの巣があってどう対処するかでもめました。最終的には、オオタカの巣はあったけれども、卵を産んだわけではなく、現在は巣として機能していないからということで、工事は続行されようとしています。
 市民掲示板の意見にもあったように、巣の跡だけだから開発してもいいとかいけないとかの論議は、とてもおかしなものです。要するに、その場所がオオタカが巣を作ろうとしていたような環境であるということを認識した上で、その環境を保全するのかしないのかの問題です。

 多屋の海岸のこともそうです。知多クリックの気楽に井戸端会議に海がめのことが書かれました。砂浜に海がめが卵を産もうとした跡がありました。けれども観光協会の人がそれを確認しながらも保護を呼びかけるような対処がされませんでした。

 これは、動物の問題ではなく、人類の問題でもあります。現在のエネルギー消費と開発を続ければ、人類は、あと50年もつかどうか。(20年もつかどうかという人もいます)

 この知多半島は、特別すごいと思われるようなことはないようですが、渡り鳥の通り道に当っていて、良く見るとすてきな自然が一杯のところなんですね。ものすごい希少価値がある自然環境というわけではありませんが、ごく普通の自然が残っている半島です。だからこそ、破壊されやすいのです。

 一人の人でも、強い意志と継続する心は周りの人への大変な影響力があります。知多クリックの生きるための環境コーナーにあるグリーンファーザー杉山龍丸さんや根っこのつぶやきで紹介した(プロジェクトXでも)列島横断の桜並木を作ろうとしたバスの運転手など・・・・。

 私たちの身のまわりで、何かできることはないでしょうか。ほんの一つ、川をきれいに、池をきれいに、花を植えて、木を植えて・・・・何か一つでもいいからみんなでできることはないでしょうか。

ご意見は、掲示板までお願いします。



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 2002.7.29.UP